紬紬、您慢走

主に育児

つむつむはよく寝る

 

つむつむは本当に手のかからない子で、新生児期も教科書通り3時間おきに起きておっぱいを飲みまた寝る子だった。今では朝寝、昼寝を合わせて2.3時間すると、夜8時ごろからこてっと眠りについては、朝6時まで一度起きるくらいだ。

なので私は夜つむつむを寝かせてから自分が寝付くまで数時間自由時間がある。このひとときが家事やつむつむの世話から解放される貴重な時間だ。ただ、やることがない。

一人暮らししていたときは、仕事が終わればすぐ自分だけの時間が訪れた。毎日家まで一直線の道をバスに揺られ帰った。家に誰もいなくても、特に寂しさは感じなかったし、むしろ静かな空気や自分の気に入った物しかない空間が心地良かった。

思えば服を作ってみたり、中国語を勉強してみたり、小説を書いてみたり、本を読んだり、音楽を聞いたり、とにかくやりたいと思ったことに何も考えずに時間を費やしていた。なので貯金は全くなかったけど、寂しさや手持ち無沙汰さも感じなかっただろう。そういった意味では今より忙しかったと言える。

今ではああ、自分の時間が欲しい、と思っていてもいざ手に入れると特にすることが思い浮かばない。どっか掃除しようかな、と結局家事をしてしまったりする。

最近面白いものを思いつくこともないし、何にも興味を抱かないし、心が乏しくなっていっていることが悲しい。今日もつむつむは早い時間からぐっすりで、私はやはりやりたいことが思い浮かばず、取り敢えずの時間つぶしに日記を書く。