紬紬、您慢走

主に育児

つむつむに伝えたいこと

 

つむつむは女の子として生まれてきた。物心がついて、彼女が彼女として生きていくかは本人が決めることなので分からないが、女の子としてのほうが確率は高いと思うのでそのていで考えると、当たり前のこととして身につけておいてほしい考え方が沢山ある。もしかしたら私は女なので女性目線で考えているだけで、男性として生きていく上でも同じことが言えるのかもしれない。

どれだけ男女平等と言われても、生活の隅々の性別なんか全く関係のない場面で、自分の性別を強調されることがある。恐らくそれは知らず知らずの流れ、誰にも悪意がない、人によれば気づかない空気で、心のどこかで不快に感じてもその空気に屈するしかないときもあるだろうと思う。だけどつむつむにはそれは間違いだと知ってほしい。

性別が特に重要でない場面で執拗に他人の性別に詰め寄ることは、その人を個人として見ていないで軽視しているんだということを分かってほしい。だからつむつむにはそういう振る舞いは謹んでほしいし、そういう扱いを受けたら怒って良いということを知ってほしい。

 

また、異性に性的な感情を持たせることが必ずしも自分の魅力になるとは限らないと知ってほしい。もしそれでセクシーだと煽られて異性から優しい態度を取られても、それだけが自分の価値だと思わないでほしい。つむつむには沢山の魅力が詰まっているから、自信を持ってありのままでいれば良い。

 

つむつむが大人になるころには居なくなっていると思うが、女性が働くことに対して消極的な人がいればそういう人は無視しても良いことを知ってほしい。つむつむが大人になるころにはどうなっているか分からないが、日本の人口が減り、益々国内での労働者が少なくなっているだろうと思う。そんな中で男とか女とか言っている暇はない。働ける人がいれば働いたほうが国益になるし合理的。もしつむつむが結婚妊娠出産を経験するにあたって、理不尽なことをされてもあまり気に病まないでほしい。自分の人生は自分のしたいようにするのが一番だと知ってほしい。

つむつむが大人になる頃には、自分の性別がなにかをする上でのハードルにならない世界になっていることを願って。そうするのは私の世代なんだろうと思う。頑張ろう。

 

小山田壮平さんの弾き語りライブを観に行った。とても良かった。軽やかで情熱的で純粋な輝きがあって、私がandymoriを好きだった、今も好きやけど、そのころと壮平さんは全然変わってないことを感じられて嬉しかった。

 

序盤、めちゃくちゃサイケデリックな曲をしてはってときめいた。あれなんて曲なんやろ〜。他にも知ってる曲や知らない曲、新曲もしてくれて大満足の2時間やった。新曲のサイン?って曲めちゃくちゃ良い曲やった。

 

つむつむが生まれて、ある側面では満ち満ちて潤っているけど、ある側面では乾きはじめている感覚があって、壮平さんのライブを観たらその乾きはじめていた部分が潤ってバランスが保たれた感じになった。

サポートでピアノの女の人が一緒にやってて、革命ではパワフルに弾いていて、革命の曲の情熱的な雰囲気が大いに出てて感動した。その女の人と壮平さんの距離感も良かった。サラッとしていて素敵やった。

andymoriの頃の曲を聴くと思い出や、蘇ってくる感覚が多くて切ないような嬉しいような気分になる。殆どが辛かった記憶やけど、andymoriの曲と共に美化されている。捻くれた感情もandymoriの曲がオブラートみたいに包んでくれて、穏やかにしてくれるから私の十代にandymoriは欠かせなかったなと思う。いつまでも聴き続けていくだろうなと今日のライブを観て思った。

つむつむはよく寝る

 

つむつむは本当に手のかからない子で、新生児期も教科書通り3時間おきに起きておっぱいを飲みまた寝る子だった。今では朝寝、昼寝を合わせて2.3時間すると、夜8時ごろからこてっと眠りについては、朝6時まで一度起きるくらいだ。

なので私は夜つむつむを寝かせてから自分が寝付くまで数時間自由時間がある。このひとときが家事やつむつむの世話から解放される貴重な時間だ。ただ、やることがない。

一人暮らししていたときは、仕事が終わればすぐ自分だけの時間が訪れた。毎日家まで一直線の道をバスに揺られ帰った。家に誰もいなくても、特に寂しさは感じなかったし、むしろ静かな空気や自分の気に入った物しかない空間が心地良かった。

思えば服を作ってみたり、中国語を勉強してみたり、小説を書いてみたり、本を読んだり、音楽を聞いたり、とにかくやりたいと思ったことに何も考えずに時間を費やしていた。なので貯金は全くなかったけど、寂しさや手持ち無沙汰さも感じなかっただろう。そういった意味では今より忙しかったと言える。

今ではああ、自分の時間が欲しい、と思っていてもいざ手に入れると特にすることが思い浮かばない。どっか掃除しようかな、と結局家事をしてしまったりする。

最近面白いものを思いつくこともないし、何にも興味を抱かないし、心が乏しくなっていっていることが悲しい。今日もつむつむは早い時間からぐっすりで、私はやはりやりたいことが思い浮かばず、取り敢えずの時間つぶしに日記を書く。

つむつむの寝返り

 

つむつむが寝返った 。3カ月と1週間あまりでころっと行ったので、かなり早い方ではと思う。私の不安を他所に、つむつむは自分の実力ですくすくと成長している。次第に体重も増え、寝ているつむつむを抱っこ紐無しで抱っこし続けるのはしんどくなってきた。

よく笑うようにもなり、笑顔を写真に収めることも難しくない。よく寝、よく母乳を飲み、よく出す。夫は家の内外でもよく働き、趣味を楽しみ、私に優しい。なのに私は心に余裕がない。少しのことにイライラする。何か少しでも上手く行かなければ悲観的になって機嫌が悪くなる。めんどくさい奴だと自分でも思う。

夫と共通の友人の話をしているとき、夫は「あの子は何でも出来るしへこたれない。」と言った。その子は絵の仕事も写真の仕事もして、アルバイトも2つほどして、いつもアクティブに働いている。勿論私もその子について夫と同意見で、この一言になんの違和感も誤りもないけど、今でもそれを思い出すと胸のあたりがモヤモヤして、頭が熱くなってくる。結局能動的に働いて活き活きと生活している彼女に無意識に嫉妬しているのだろう。そしてその子をへこたれない、と形容した夫が、いつもすぐへこたれている私へ当てつけにそう言ったような気がして、いつまで経ってもその一言を反芻してモヤモヤを増やし続けている。

 

つむつむと半日離れる

 

今日は職業訓練の試験だった。結局つむつむはお義母さんに自宅に来てもらい、子守してもらった。お義母さんもつむつむと一緒にいれて嬉しそうだった。

職業訓練は結果から言えばボロボロだった。筆記試験も数学がほとんど分からず、面接も意気込んで入ったが質問は二問だけ。あとはどうぞ質問してください、と言われ特に逆質問を考えていなかったのでしどろもどろしてしまった。

最寄り駅に着くと、遠くの建物の看板に職業訓練と書かれてあるのが目に入り、場所は確認出来たなと思いカフェに入った。アイスのカフェラテを頼んだが、「マグカップで良いですか?」と聞かれた。そのときは何も考えずはい、と答えたが、出されたのはホットのカフェラテで、このときからもう失敗の積み重ねが始まっていたように思う。

ホットのカフェラテで喉を更に乾かせ、職業訓練と書かれた看板を目指し歩いていくと、職業訓練と思っていた看板は南部銀行のものだった。遠くから南部銀行を職業訓練と見間違えていた。南部銀行の前には談笑しながら株価を確認しているおじさんが数人、どの人も余裕を感じた。また失敗を一つ積み重ねた。

試験会場でいくつかまた失敗を重ね、帰宅。私が帰宅すると、気を遣ったのかお義母さんはすぐ帰った。思えば帰宅時間も失敗だった。

お義母さんが散々可愛がったようでつむつむはほとんど昼寝しておらず、夜すぐすやすや眠ってくれた。

つむつむは今日で3カ月になった。首すわりより寝返りのほうが早く出来そう。

つむつむの預け先

 

職業訓練の面接日がもうすぐやってくる。そこで問題がつむつむの預け先だ。私が住んでいる所では子育て支援としてベビーシッターを割安で利用できるサービスがある。それに預けようと思ってたけど、首が据わっていない子は預けられないとのこと。その説明を受けに急いで家を出て財布を忘れて、料金ギリギリ入ったイコカで電車を乗り継いだ。帰りはどっと疲れた。

 

一つうまくいかないことがあるとどんどん他のこともうまくいかなくなる。逆に一つうまくいくと相乗効果で他のこともうまくいく。

この前ソリティアのアプリを入れてみて、思いの外面白いので抱っこしたつむつむが寝たときによくやっている。そのゲームもああカード溜まってきたな〜と思ってても一個消したら連続でポンポンポンと消えて行ってすっきり!ピンチ脱却!となったりする。私の生活もそんな感じ。

今は転職活動に職業訓練に保育園探しに育児に家事に、やることがわんさかあって、上手にこなせるほど有能ではないので、1つもうまくいっていない。でも一つぽん!と不安が解消されると次々と良い方向に向かっていくんだと思う。そう思っても普通に今しんどい。やる気とかあんま出ない。つむつむに母乳と共にやる気吸われてる。早く一つうまくいけば良いな〜。

つむつむの生活リズム


生後2ヶ月半を過ぎ、今まで昼間は1時間に一回、夜間は3時間に一回ペースだった授乳を昼間も3時間に一回にした。つむつむが泣いても我慢して抱っこなりなんなりで時間を稼いでやっている。そうすると、一昨日から何となくつむつむに生活リズムがついてきたような気がする。

朝6-7時の間起床 

8-9時朝寝から授乳

午前中 お出かけ(主に私の用事)

12時授乳

遊び

13時-15時昼寝

遊び

17時半お風呂

18時授乳

うとうと

21時就寝

1-2時の間授乳

5-6時の間授乳

の流れが3日連続で出来ている。本当につむつむは親孝行者だなと思う。私のキャパに合わせて産まれたのかな。


また、同時期から必要以上に育児のことを検索しなくなった。検索しても意味ないなと分かったからだ。どのサイトを見ても結局は人それぞれ、とか月齢が上がると自然となくなります、としか書いていない。産まれてからずっとしんどいことや不安なことがあっても解決する方法はなくて、我慢するか見守ることしか出来ず、成長と共に悩みや不安要素はなくなりまた別の悩みが出来る、の繰り返しなんだろうなと思った。そういえば吐き戻しもいくらか少なくなった。産んだすぐは授乳すると痛かった乳首も今はどんな吸われ方をしても痛まないし、つむつむも吸うのが上手になった。今では据わった目で必死に飲んでいるのが可愛い。

まだ生まれてから3ヶ月弱しか経っていないけど、それでも産まれたばかりのふにゃふにゃのつむつむが懐かしい。もっと心に余裕を持って接していたかったと思う。これからは求職や社会復帰でつむつむに触れられる時間が一気に減ってしまうけど、つむつむの成長の過程をしっかり焼き付けていきたいなと思う。